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□ いい人・やさしい人のお話 7 □

424 :おさかなくわえた名無しさん:2005/11/15(火) 00:50:39 ID:mN/zfkW+
スレ違いだったらごめん。
というか身内を「いい人」てのも烏滸がましいとは思うのだが。

じいちゃんは大工だった。
第二次大戦ではラバウルに飛ばされた。
病弱だったのと技術があったので、兵力としてではなく基地建設等に携わったそうだ。
同じ部隊の人間は現地住民を虐げたが、じいちゃんだけは彼らをかばった。
建築技術を教えたりして、色々と交流もあったそうだ。

そして終戦。
日本の敗戦を知った現地の村人たちは、じいちゃんの部隊を拘束し、近場の森に連れて行った。
隊員は銃を持った村人に引き立てられ、次々と森の中に姿を消していった。
でも、じいちゃんだけは森の入り口の前に残された。
「あなたは大丈夫だ」
そんなことを言われたらしい。
やがて銃声が立て続けに聞こえた。
森の中から戻ってきたのは村人だけだった。

我が家の居間には、じいちゃんとばあちゃんが小さい折れと赤ん坊の妹を抱いた写真が飾られている。
二人とも、せっかく孫との写真撮影だってのに折れたちのことばっか見て、全然スナップらしくない絵だ。
でも優しさが溢れているし、それを知ってか知らずか抱かれた折れも嬉しそうだ。
上の話は母からの又聞きで、じいちゃんは折れがそんな難しい話を理解できるようになる前に亡くなってしまったけど、
その優しさがなかったら折れもいない(母は戦後生まれ)と思うと感慨深い。
いつかラバウルに、じいちゃんが現地の人たちと一緒に建てた家を見に行ってみたい。

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