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□ いい人・やさしい人のお話 9 □

799 :おさかなくわえた名無しさん:2006/07/17(月) 02:41:57 ID:VgdZuLI+

勤め先で一緒にいたAって人が素晴らしくいい人だった。
普段は凄く寡黙で、休憩時間もふらりと何処かへ消えて、休憩時間が終わりになるとフラリと戻ってくる人だった。

んで、ある日、Aさんがいつもどおり、休憩時間終了の少し前に戻ってきたんだが、どうにも様子がおかしい。冬なのに、ジャケットを脱いで腕にかけて帰って来た。
俺はAさんとそんなに親しくないんで、どうしたのか聞けなかったんだが、理由はすぐにわかった。
休憩時間終了後、数分でAさんのところから、甲高い声が聞こえてきた。んで、Aさんを中心に人だかり。何事かと思って覗き込んでみたら、
Aさんのジャケットのポケットに一匹ずつ、合計四匹、産まれて間もない子猫が入ってた。丁寧に暖かいように、ジャケットの真ん中辺りにホッカイロをつけて。

Aさんは、「…ほら、目があっちゃったら…どうしようも無いでしょう?」と、しどろもどろに弁解してた。
その日はAさんは総務部から貰った、要らない段ボールにシュレッダーで裁断された廃棄書類のベッドに猫を放り込み、足元にまとわり着いてくる四匹の子猫と格闘しながら仕事してた。

結局、四匹の子猫のうち、三匹は今はAさんの実家にてカンヌ、ヴェネチア、ベルリンと、おのおの映画祭の名を付けられて、ふくよかになって暮らしてるらしい。

四匹のうち一匹はAさんが責任を持って健康的に育てられている。
先日お邪魔したときに、見かけたら、あの可憐で小さな姿は何処にと疑いたくなるぐらいのジャイアントキャットになられていたが。

何か絞まらないな。ゴメヌ。

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